こんにちはーツナマヨ大好きの3点ですっ!
皆さん、保存食ってどうされてますかね?
タイでは数年に1回程度、日常生活に影響を及ぼす「事件」が起きますので保存食は確保しておきたい所!
3点宅では乾麺各種、お水10L、ツナ缶、米、お茶漬けのもと、みたいなものしかないのですがだいたい10日間位の食料ってとこですかね?
さて、今回はそんな保存食に欠かせない「世界屈指のツナ缶メーカー、タイ・ユニオン・グループTU」についてお話しして行きたいと思います!
祖業はツナ缶の製造なんですが、最近では水産系冷食・ペットフードを展開してきており販売もアメリカ、欧州でも販売されているのでもはや食品加工総合メーカー?のような進化中の企業です!
それでは早速どぞー≡≡≡ヘ(*゚∇゚)ノ
TU:プロフィール

企業名 | THAI UNION GROUP PUBLIC COMPANY LIMITED |
Webサイト | thaiunion.com |
事業内容 | ツナ缶、ペットフード、冷凍海鮮系の製造流通販売 |
インダストリー | Agro & Food Industry |
セクター | Food & Beverage |
配当利回り | 3.6%(2020/8/5現在) |
上場株式数 | 4771815496株 |
上場した日 | 1994/11/24 |
TU:財務内容推移2020.1Q

2016.12 | 2017.12 | 2018.12 | 2019.12 | 2020.3 | |
総資産 | 142,365.46 | 146,267.56 | 141,916.08 | 141,909.05 | 140,786.87 |
総負債 | 94,929.53 | 98,040.42 | 95,422.04 | 90,114.09 | 88,278.96 |
株主資本 | 43,242.68 | 44,459.40 | 43,233.47 | 48,423.20 | 49,064.89 |
TU:財務内容ざっくりと
- 2020.1Q総資産:1407億B
- 2020.1Q総負債:882億B
- 2020.1Q株主資本:490億B
2016~現在まで負債がドンドン減って、株主資本が増強されてますね!
経営チームも負債の返済が目下の目標になっている感じですかね?配当が若干少なくてもこういう方向性なら今後に期待が持てるかな?
TU:業績推移2020.1Q

2016.12 | 2017.12 | 2018.12 | 2019.12 | 2020.3 | |
総収入 | 135,779.49 | 140,429.18 | 136,723.66 | 129,186.11 | 31,288.99 |
純利益 | 5,254.43 | 6,020.74 | 3,256.21 | 3,815.88 | 1,016.22 |
業績推移をざっくりと
- 2020.1Q売上高:312億B
- 2020.1Q純利益:10億B
流石、グローバル企業売上高の規模が違いますね~。
毎年1300億B~1400億Bの売上高って規模がでかい!
ただ、利益率2%~4%位なんですがコレは借金を返し続けてるから利益率が低いのか?ただ業務コスト、原価が高いのか?この辺はこれから見守って行かないといけないポイントですね。
TU:バランスシート2020.1Q

資産の部 | 負債の部 | ||
流動資産合計 | 55,226.54 | 流動負債合計 | 35,052.04 |
固定資産合計 | 85,560.33 | 固定負債合計 | 53,226.92 |
純資産 | 52,507.92 |
バランスシートをざっくりと
- 流動資産:552億B(気になる内訳:現金同等物23億B 在庫:357億B)
- 固定資産:855億B
- 流動負債:350億B
- 固定負債:532億B
- 純資産:525億B
一応流動比率は100%超えてますね。ただ、在庫が3ヶ月ちょっと分あるのですが、これはどうなんでしょうね?
コロナの影響で生産量が減って在庫が適正化ができればいいのですが。。
TU:損益計算書2020.1Q

支出 | 収入 | ||
原価 | 26,063.09 | 売上高 | 31,288.99 |
販管費 | 3,511.48 | ||
損益計算書をざっくりと
- 売上高:312億B
- 原価:260億B
- 販管費:35億B
原価と販管費やっぱり高いですね~!
税・財務コスト引前で312億B-295億B=17億B←ココから税金やらなんやらお支払いするわけですな!
まぁちゃんと利益出して借金返して貯金して(株主資本増強)やっているんだから良いのかな?
TU:キャッシュフロー

営業キャッシュフロー | 2,252.84 |
投資キャッシュフロー | -1,089.18 |
財務キャッシュフロー | -3,608.92 |
キャッシュフローをざっくりと
- 営業キャッシュフロー:22億B
- 投資キャッシュフロー:-10億B
- 財務キャッシュフロー:-36億B
形としては営業キャッシュフローで稼いで投資と借金を返している形になっているので良いんですが、稼いだ額(22億B)<支払った額(-46億B)になっていますね。
ま、借金返済は個人的になぜ好ましく思えてしまうので「有り」ですね!(フリキャッシュ・フローはマイナスになりますが)
TU:今後の展開(予想)

2020.4-6月期に関しては、タイ国内、各国でもコロナの影響で非常食、冷食の買いだめが行われていたハズで在庫も豊富な企業なので流通さえしっかり動いていれば、決算は期待して良いかと思います。
ただ問題は今後。
非常食、冷食の需要が落ち着いた中でタイ国内では飲食店・ホテルは全回復とは言い難い状況、アメリカ、欧州ではコロナ第二波が蔓延。
2020.3Q 7-9月期の状況は環境としては、厳しい事が想定されており、
1Qの決算時も今後は在庫削減、投資予算の削減、マーケティングの削減などをして乗り切るとのこと。これが実行できれば3Qも利益は確保できそうな気はしますがいかがでしょうか?
3点の頭の中
2020.2Qの決算発表は8/6のようなので気になる方は是非チェックしてね!
長期投資観点でみると今後水産物系のコスト、人件費は上がっていく方向性。
ただ経営チームはそれに気づいており、利益率が低いのながらも財務内容を年々改善して金融コストを下げて利益を出していく戦略に見えるのはGood!!
あとは、利益率の高い製品でかつ需要が高い、かなり難関な問題を解決できれば一気に吹き上がると思うが、、コレは10年単位コツコツ製品を出して地道な努力が必要かとおもいますが、ココは期待かな。
■今回の記事の3点まとめ
- 利益率は低いものの、財務内容は年単位で負債が減って株主資本が増えている傾向
- 経営チームとしては原価、販管費の上昇は織り込んでいて財務内容改善による利益の捻出に舵を切っているように見える。
- 今後はコスト削減を行いつつ利益率の高い商品開発を頑張っていただきたい!
っという事で今回はココまで!
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