こんにちはー、注射嫌いの3点です!!
皆さん、病院ってどちらの病院使ってますかね?
3点は、バンコククリスチャン病院派ですね~。
健康診断、ぎっくり腰、風邪なんかにかかったときは良くお世話になってます!
一方でサミティベート、BNH等の高級病院では、一泊入院すると10万円、盲腸の手術をすると200万円みたいな、凄い噂を聞くのですがアレ本当なんでしょうか・・?
多分、凄い医療サービスがあってその価格になっているかと思うのですが、あまりにも価格がインパクト有りすぎる数字で噂が一人歩きしてますが
でも、医療に関して文句を言っている人も聞いたことが無いのでちゃんと医療技術はしっかりしているんですかね?
っと言うことで、今回は「超高級病院チェーン:バンコク・ドゥシット・メディカルサービス(BDMS)」についてお話をしていきます!
それでは早速どぞーεε=(((ノ*-u-)ノ
BDMS:プロフィール

企業名 | BANGKOK DUSIT MEDICAL SERVICES PUBLIC COMPANY LIMITED |
Webサイト | www.bangkokhospital.com |
事業内容 | 病院運営×48 |
インダストリー | Services |
セクター | Health Care Services |
配当利回り | 2.63% 2020/8/10現在 |
上場株式数 | 15892001895株 |
上場した日 | 1991/10/2 |
BDMS:財務内容推移2020.1Q

2016.12 | 2017.12 | 2018.12 | 2019.12 | 2020.3 | |
総資産 | 106,939.41 | 122,626.69 | 133,498.75 | 133,661.74 | 142,889.31 |
総負債 | 48,634.56 | 56,755.58 | 60,060.68 | 46,480.11 | 58,906.33 |
株主資本 | 55,718.56 | 63,071.20 | 70,320.11 | 83,813.43 | 80,738.53 |
財務内容をざっくりと
- 2020.1Q総資産:1428億B
- 2020.1Q総負債:589億B
- 2020.1Q株主資本:807億B
負債が600億B辺りウロウロ、株主資本が2016年557億→2020.1Q807億Bの増加傾向!!良い財務内容じゃないでしょうか?
結構、病院って医療機材、薬品、人件費が高いイメージで負債がどエライ事になっているかと思ったのですが、ココはちゃんとコントロールできる経営チームって事ですかね?
BDMS:業績推移2020.1Q

2016.12 | 2017.12 | 2018.12 | 2019.12 | 2020.3 | |
総収入 | 70,496.17 | 77,136.78 | 81,096.62 | 92,534.66 | 20,221.00 |
純利益 | 8,386.48 | 10,215.74 | 9,191.46 | 15,517.17 | 2,568.05 |
業績推移をざっくりと
- 2020.1Q売上高:202億B
- 2020.1Q純利益:25億B
綺麗に売上高が右肩上がりになってますね!利益率は毎年10%-15%の間で推移してますね。
今年はコロナの影響で医療ツーリズムが崩壊してますので、今年は厳しい1年になるかと思いますが、業種が病院なので国内医療で持ち直して頂きたい所ですね!
BDMS:バランスシート2020.1Q

資産の部 | 負債の部 | ||
流動資産合計 | 22,737.86 | 流動負債合計 | 28,101.90 |
固定資産合計 | 120,151.45 | 固定負債合計 | 30,804.43 |
純資産 | 83,982.98 |
バランスシートをざっくりと
- 流動資産:227億B (気になる内訳:現金同等物113億B、在庫21億B)
- 固定資産:1201億B
- 流動負債:281億B
- 固定負債:308億B
- 純資産:839億B
流動比率が100%を切っているものの、圧倒的な純資産!
2020.2Qは、資金調達を債権なり融資なりして安定経営化させるかな?3点が財務担当者であれば。。
BDMSの経営チームはどういう手にでるか楽しみですね!
BDMS:損益計算書

支出 | 収入 | ||
原価 | 13,034.35 | 売上高 | 20,221.00 |
販管費 | 3,772.80 | ||
損益計算書をざっくりと
- 売上高:202億B
- 原価:130億B
- 販管費:37億B
BDMSさんのコスト(原価+販管費)は167億B位で、営業利益が35億Bですね
やはり、医療業界はコスト高いですね。
とはいえ、それ以上の売上高をBDMSって凄い。。
流石、高級医療サービスを提供しているだけありますね。
BDMS:キャッシュフロー推移

2017 | 2018 | 2019 | 2020.1Q | |
営業キャッシュフロー | 10,933.35 | 14,804.28 | 14,546.09 | 2,988.87 |
投資キャッシュフロー | -11,869.65 | -13,350.82 | 2,817.94 | -2,103.55 |
財務キャッシュフロー | 1,810.62 | -1,511.09 | -17,701.33 | 5,751.89 |
BDMS:キャッシュフロー推移をざっくりと
- 2020.1Q営業キャッシュフロー:298億B
- 2020.1Q投資キャッシュフロー:-21億B
- 2020.1Q財務キャッシュフロー:57億B
キャッシュフローの推移を見てると稼いだお金の使い道が1年間毎で違いますね。
2018年までは、稼いだお金を投資にガンガン回して2019年からは財務改善に回している形になって、、
今年は、とりあえずコロナ対策費で借り入れを増やして乗り切る感じってとこですねかね。
来年以降はどういう方針になるのか、さっぱりわかりませんね笑
今後の展開(予想)

今年の初めにバムルンラード病院(BH)の買収をするってプレスリリースがありましたが、あれはコロナの影響か?流れてしまいましたね。
世紀の大合併かと思ったのですが、残念。
とはいえ、引き続きBDMSはBHの筆頭株主なので関係性は今まで通りってトコでいいのかな?
BDMSからの発表では今年は売上高が10%減見込みでその分コスト削減でカバーする方向性で利益を確保しますとの事ですが、、
ちなみにBDMSの患者さんはざっくり、国内患者70%:外国からの患者30%らしいです。
現状、海外からの患者さんは0ですが、今年の後半巻き返せるかな?
実は国内患者が増えたとかも可能性としては充分あるので2020.2Q決算は注目ですね!
長期投資しては?
ココ数年の財務推移、業績推移を見ている感じだと、コストコントロールが効いて良い業務内容かと思う。
あと、今後の展開に関してもBHの買収は失敗に終わったものの
今後の方向性としては「病院買収」による高級病院チェーンの規模拡大をめざして行く方向性かな。
っで、10-20年後には必ず来る高齢化減少。
BDMSは都市圏の病院を押さえて、価格は高いものの医療サービスに関しては文句を聞かない高いサービスレベル。
ただ、今年に限ってはコロナの影響で業績にストップがかかり、直近5年間で株価も安値付近。
今年、来年は株価が更に掘り下げる可能性はあるが、10年単位の投資で考えられるのであれば押さえておきたい銘柄っと個人的には考えますが皆さんのお考えはいかがでしょうか?
■今回の記事の3点まとめ
- 財務推移/業績推移は問題なし。経営チームもコストコントロールが上手い
- 今後はバンコクを起点に高級病院チェーン構想をお持ちで高齢化時代までの準備をしている。
- 長期投資としても10年単位で持てるのであれば投資検討価値はあると思う。
っという事で今回はココまで!
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