こんにちはー今日は辛口3点ですっ!
皆さん携帯キャリアは何を使ってますかね?
僕は特に理由はなんですが、DTACを使ってます!
ナンバーポータビリティが出来たのでAISに変更しようかとも考えてるんですが友人が中々上手く行かないと言ってたので、二の足踏んで数年が経過してます(笑)
っで今回は「タイのドコモ級?AIS(ADVANC)」についてお話して行きたいと思います。
タイに来たときは、ADVANCは超優良、有名企業と思っていたんですがどーなんでしょうか?
それでは早速どぞーε=ε=ε=ε=ε=┌(;・_・)┘
ADVANC:プロフィール

企業名 | Advanced Info Service Public Company Limited |
Webサイト | http://investor.ais.co.th |
事業内容 | 携帯通信キャリアAISの運営、ブロードバンドサービスなど |
インダストリー | Technology |
セクター | Information & Communication Technology |
配当利回り | 3.85% (2020/8/11現在) |
上場株式数 | 2,973,554,313株 |
上場した日 | 1991/11/5 |
ADVANC:財務内容推移2020.2Q

2016.12 | 2017.12 | 2018.12 | 2019.12 | 2020.6 | |
総資産 | 275,670.35 | 284,067.35 | 290,504.99 | 289,669.12 | 368,074.03 |
総負債 | 232,962.02 | 233,640.57 | 232,836.40 | 220,274.95 | 296,377.56 |
株主資本 | 42,568.88 | 50,320.35 | 57,521.04 | 69,266.10 | 71,568.63 |
財務内容推移をざっくりと
- 総資産:3687億B
- 総負債:2963億B
- 株主資本:715億B
2016年~2019年までは負債を減らしつづてきて2020年になってから一気に負債を膨らませましたね。これは意図的な感じがしますね(5G関連の入札ですかね?)
株主資本としては2016年~2020年2Qまで一貫して増加傾向にあるものの、、、
流石、通信インフラ業界というべきか先行投資がデカイですね~。
これだけ負債がデカイと金利も馬鹿にならない金額になるので経営チームには厳しいですが株主資本の増強と負債の低下策をお願いしたいですね。
この状況で、配当頂けるのは嬉しいのですが配当分負債の軽減に当てて頂いてかまわないんだけどなぁ
ADVANC:業績推移2020.2Q

2016.12 | 2017.12 | 2018.12 | 2019.12 | 2020.6 | |
総収入 | 152,717.99 | 158,477.17 | 170,835.31 | 181,654.32 | 85,742.04 |
純利益 | 30,666.54 | 30,077.31 | 29,682.18 | 31,189.57 | 13,757.31 |
業績推移をざっくりと
- 売上高:857億B
- 純利益:137億B
流石、通信キャリア大手のAISさんですね。半年の売上高が857億Bって大きいですね!
純利益が137億Bで普通の企業と比べると大きいのは間違いないんですが
2016年利益率が20%から年々低下していき2020年利益率が16%程度。
売上は伸びれど利益がついて来ない状況がココ数年続いてますね。ツラい….
ADVANC:バランスシート2020.2Q

資産の部 | 負債の部 | ||
流動合計 | 51,593.16 | 流動負債合計 | 115,136.98 |
固定合計 | 316,480.88 | 固定負債合計 | 181,240.58 |
純資産 | 71,696.47 |
バランスシートをざっくりと
- 流動資産:515億B (気になる内訳:現金同等物、258億B、在庫31億B)
- 固定資産:3164億B
- 流動負債:1151億B
- 固定負債:1812億B
- 純資産:716億B
流動比率は50%切ってますね。ある程度毎月入金がありますし、現金同等物も多いので大丈夫かとは思いますが、、、安心感が中々持ちづらいですね。
純資産もタイ大手企業と言われてる割に少ないですしね。
業界的にしょうがない部分もありますが、経営チーム「コスト管理」が甘い感じするのでもうちょっと締めてもいいんじゃないですかね?
ADVANC:損益計算書2020.2Q

支出 | 収入 | ||
原価 | 53,524.32 | 売上高 | 85,742.04 |
販管費 | 12,298.82 | ||
その他 | 305.66 | ||
損益計算書をざっくりと
- 売上高:857億B
- 原価:535億B
- 販管費:122億B
- その他:3億B
原価535億B+販管費122億B+その他3億B=コスト660億B位
毎年だいたいコレ位のコストを払っていらっしゃるのですが、販管費もうちょっと圧縮できないですね?競合と言ってもTrueさんDTACさん位でブランドとしてはかなりお強いと思うので、、、
ADVANC:キャッシュフロー推移2020.2Q

2017 | 2018 | 2019 | 2020.2Q | |
営業キャッシュフロー | 65,528.52 | 69,131.69 | 76,627.24 | 42,325.24 |
投資キャッシュフロー | -51,108.99 | -43,876.75 | -26,784.35 | -14,632.01 |
財務キャッシュフロー | -14,990.20 | -26,832.42 | -39,288.49 | -21,501.16 |
キャッシュフロー推移をざっくりと
- 営業キャッシュフロー:423億B
- 投資キャッシュフロー:-146億B
- 財務キャッシュフロー:-215億B
業界的にしょうがない事かもしれませんが数値だけで見ていくと
営業キャッシュフローで稼いだお金を投資に回してきたものの、業績があまり伸びず財務キャッシュフロー(借金返済、配当など)にシフトチェンジしてきているように見えますが、、、
皆さんの目で見たらいかがでしょうか?
今後の展開(予想)

2020.2Qの決算発表では観光客用プリペイドSIMの販売低下して家庭用インターネット事業(在宅ワーク)が伸びて今回の決算のようですね。
2020.2Q決算発表のニュースを見ている限り一応コストの圧縮、マーケティング費用の削減には触れていらっしゃるのでこの方向性は良いかと思います。
一応売上面では、データ量は増えていらっしゃるようなので売上高面では問題なさそうですが次のQではどれだけコストカットができるか?今後チェックしていきたい所ですね~!
長期投資としてどうなの?
ADVANCさん財務的に厳しいですね、、、、。
5G戦争は始まったばかりなので、設備投資がかさむのは致し方ないにしても中々厳しい状況。
と言っても、携帯キャリア各社TRUE、DTAC社を財務状況見てもADVANCさんが一番良かったりするんですが、、
正直、倒産するイメージは沸かないのですが、一方でこのまま消耗戦が再開してしまったら大丈夫なのか?とは心配しています。
配当は4%前後の推移なので悪くはないのですが今後数年で大減配OR無配にならないかちょっと心配ですね。
ただ、経営チームとしてはコスト削減、マーケティング費用の圧縮はメディア向けにおっしゃられいますので今後チェックしながらお付き合いする必要がありますね。
今回の記事3点まとめ
・財務面:株主資本は年々増強されているものの、負債が重すぎて財務面の改善が必要
・経営チームとしては利益の創出の為にコスト削減を行うそうなので、実行工程を数値でチェック
・携帯キャリア企業では一番財務内容がまともだが、悪い意味で要チェックしながらお付き合いをオススメ(とはいえ、手放すのはもったいない笑))
っという事で今回はココまで!
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